ユニルオパールの商品ラインナップにはACEA C1,C2,C3,C4,C5それぞれの規格のオイルがあります。
ACEA 規格については以前のブログ記事をご参照ください。

ACEA規格について
https://unilopal.jp/2021/02/acea/


ACEA 2021 新規格について
https://unilopal.jp/2021/08/acea-2021/

その中でも特徴的なのがACEA C4規格オイルの2アイテムです。

OPALPERF X-TRA 5W-40

OPALJET X-TREME 5W-30


メーカーアプルーバルで言えばどちらもルノーRN 0720という、ルノーディーゼル規格のみ承認で、推奨規格もMB226.51/229.51, CHRYSLER MS 11106等限定的ですが、
ACEA C4規格とエステル+PAOのベースオイルのため実は幅広く使用が可能です。

ACEA C4規格は硫黄分・リン分・硫酸灰分を抑えたLOWSAPSです。
ACEA C2/C3/C5、JASO DL-1の規定値を下回るためほとんどのディーゼル車に使用可能です。(トラック等大型除く)
硫黄分がエンジン内部で硫酸化し酸化劣化の原因になると言われていますが、ACEA C4オイルは硫黄分が少ないためC2/C3と比較して酸化速度が1/6になるそうです。

プジョー・シトロエンでは純正指定がACEA C2規格をベースにしたものです。
これはACEA C3/C4等HTHS(=高温高せん断安定性)を高めることでエンジンオイルに含まれる分子同士の結びつきが強くなり、それが抵抗になることが想定されるためで、エンジンを気持ちよく回転させることに重点を置いてC2規格を要求しているのではないかと考えられます。

ACEA C4オイルはHTHSが高いため(規定値3.5以上)前述の通り抵抗となる可能性がありますが、Unil opalのC4オイルはベースオイルがエステル+PAOのためそのリスクを回避し、高回転型のエンジンでも気持ちよいフィーリングが得られます。
ルノースポールや直噴エンジンでの使用実績も多いです。

フィアットツインエアー推奨はACEA C3/FIAT 9.55535-S2適合のOPALJET FUTURA 5W-40ですが、OPALPERF X-TRAも使用可能で、FUTURA 5W-40がスタンダードでX-TRA 5W-40がハイパフォーマンスという位置づけになります。

Evaporation loss (NOACK)=蒸留分散 の規定ではACEA C1,C2,C3,C5の規定が13%以下なのに対してACEA C4の規定は11%以下となっており、オイルが消費しにくいという特徴もあります。

酸化劣化が抑えられ、気持ちよいフィーリングが得られる、という点で弊社のACEA C4規格のオイルは非常に良い評判を頂いております。

一度ご検討頂ければ幸いです。