日産エクストレイルディーゼルのエンジンオイルについて問い合わせが多いので記事にさせて頂きます。

エクストレイルが日本市場で発売されたのは2008年。日本市場ではガソリン仕様のみのラインナップでした。
2代目エクストレイルも発売当初はガソリン仕様のみでしたが、2008年よりルノーと共同開発されたディーゼルエンジンを搭載したディーゼル仕様が追加されました。

DPFの搭載されたクリーンディーゼル車の先駆けとなったこのモデルですが、当時の日本の軽油の質やオートクリーニング機能が作動する前に短い距離で走行を終えてしまう走行環境ではDPFの詰まりなどのトラブルが多少あったようです。

現行のモデルは2013年より販売され、2代目同様ルノーとの共同開発されたディーゼルエンジンが搭載されています。

ルノーエンジンが搭載されているエクストレイルですので、要求されるエンジンオイル規格もルノーディーゼル対応のRN0720という規格となります。ACEA C4規格をベースとしてルノー独自の特定項目検査をパスしたオイルに承認されます。

日本市場ではルノーディーゼルが正規に販売されていないためC4規格オイルもRN0720承認オイルも非常に少ないと思われます。

ルノーディーゼル規格で特に注意が必要なのが硫黄・リンの内容成分量です。
規定されている以上の硫黄・リンが含まれるエンジンオイルを使用すると、触媒(DPF)に対する攻撃性が高く、DPFの詰まりや触媒の劣化を引き起こす恐れがあります。
部品としても決して安くはないものですので、トラブル予防の意味も含めて、きちんとした規格のオイル使用をお勧めします。

本来のルノーディーゼルに要求されるオイル規格には、日本のDL-1やACEA C3オイルが適合しないことがあります。
※詳しくはお車に備え付けのマニュアルをご覧ください。

 

前置きが長くなりましたが、日産エクストレイルディーゼルにお勧めのUnil opalオイルはOPALJET X-TRA 5W-40です。

Unil Opal_5L_Bottle_5W-40 X-tra

OPALJET X-TRA 5W-40
ACEA C4
RN0720

ルノー(日産)ディーゼルだけでなく、すべてのディーゼル車(トラックを除く)に使用可能なモデルで、
DPFに対する攻撃性が極めて低い、低灰分・低リン・低硫黄のロングドレインオイルです。
DPFのトラブルを防ぐだけでなく、エンジンのスムーズな回転を提供するPAO・エステルベースの高品質オイルです。

ディーゼル向けに高温安定性や清浄分散性が優れているため、ガソリン車に使用しても抜群の効果を発揮します。
低・中速のトルクアップやスムーズな回転上昇はサーキット走行でも使用可能です。

価格については各取扱店にお問い合わせください。