ACEA C7規格を知っていますか?
ACEA(欧州自動車工業会=Association des constructeurs européens d’automobiles)
によるとヨーロッパ車のエンジンオイル等の規格であるACEA Oil sequencesの最新版が発表されました。
ACEA 2023について
ACEA Oil Sequences 2016 でC5規格が新設され、2020(その後2021に延期)でC6,A7/B7規格が新設されC1,A1/B1,A3/B3規格が廃止となりました。
ACEA規格は2012-2016-2020とほぼ4年おきの改定だったので次は2024年ぐらいだと思っていましたが、2023年9月に新規格が発表されていました。
参考URL:https://www.acea.auto/publication/acea-oil-sequences-2023/
記事によるとACEA 2023 Oil sequences で新たにACEA C7規格が加わりました。
C7規格について
ベースはC6規格のようで、ほとんどの要求がC6規格と同じです。
低粘度、mid-SAPS、ロングドレイン、省燃費、LSPI対応・・・・
という感じです。
C6規格との違いはHTHSです。
C5/C6規格のHTHSが2.6mPa∙s以上2.9mPa∙s未満に対して
C7規格のHTHSは2.3mPa∙s以上2.6mPa∙s未満です。
SAE 0W-16と同等なのでより低粘度向け規格と考えられます。
C規格のHTHSを順番に並べると
C3/C4 3.5~
C2 2.9~
C5/C6 2.6~2.9
C7 2.3~2.6
となります。
ACEA C7規格対応オイルはまだありませんが、いずれ市場にも出回ってくるでしょう。
また新情報があれば更新します。
※英語サイトを参考にしているので内容に間違いがあるかもしれません。ご了承頂ければ幸いです。