初代パンダ141、2代目パンダ169に続いてパンダ3のオイルのご紹介をさせて頂きます。

エンジンオイル(1.2FIREエンジン、ツインエアー)
OPALJET FUTURA 5W-40 / OPALJET X-TRA 5W-40
Unil-Opal_5L_Bottle_5W-40_f  Unil-Opal_5L_Bottle_5W-40-X
現行パンダのエンジンはマルチエアーシステムを採用し、吸気側のバルブの作動にエンジンオイルを使用しています。作動油としての役割もあるため規格外のものを使用すると正常に作動しない可能性がありますのでご注意ください。
Fiat 9.55535-S2適合のOPALJET FUTURA 5W-40 ACEAC3オイルとOPALJET X-TRA 5W-40 ACEAC4オイルがお勧めです。
どちらも低速トルクがしっかりとするためデュアロジック車での使用の際にジャダー音が出ずに快適な走行を提供します。
ACEA C4オイルのX-TRAはベースオイルにエステル+PAOを使用しターボが効いてからの伸びが更に良くなっています。オイル量の少ないパンダには清浄性の高いC規格オイルでエンジンをクリーンにすることが大事ですね。

エンジンオイル(1.3Multijetディーゼル)
OPALJET MILLENIUM3 5W-30 / OPALJET X-TRA 5W-40
Unil Opal_5L_Bottle_5W-30 millenium 3   Unil-Opal_5L_Bottle_5W-40-X

正規では入っていませんが、パンダのディーゼル車にお勧めのオイルはMILLENIUM3とX-TRAです。本来の純正指定粘度は5W-30 ACEAC2規格です。FIAT 9.55535-S1適合のMILLENIUM3で中低速のスムーズな潤滑とDPFのトラブルを防ぐ安心を提供します。OPALJET X-TRA 5W-40も使用可能。DPFに対してはACEA C2より更に硫黄・リンの成分を減らしているため詰まりや劣化を防ぎます。少し粘度を上げてディーゼルエンジン特有のエンジン音を抑えることも快適なドライブには重要かもしれません。

ギアオイル
GEAR MULTIBOX 75W-80

IMG_0600 - コピー

イージー、4x4、Multijetのどれも75W-80 GL-4のギアオイルが指定となります。
冷間時のギアの潤滑やデュアロジックでのトラブルを防ぐためにも粘度を合わせる必要があります。
GEAR MULTIBOXは鉱物油ベースのギアオイルですが、近々合成油ベースの75W-80のギアオイルを販売開始します。そちらもパンダとの相性はバッチリですので後日ご紹介をさせて頂きます。

リアデフ
GERION DRIVE 75W-90
IMG_0573 - コピー

4x4のリアデフには75W-90 GL4/GL-5両規格適合のGERION DRIVE 75W-90がお勧めです。高品質な合成油のギアオイルできっちりと保護すると共に高い極圧性でスムーズな潤滑を提供します。

デュアロジックフルード
MATIC LT for Selespeed
maticlt_more (3)

デュアロジックも故障個所としては気を付けなければいけない部分です。
作動油を使用しているのでデュアロジックフルードも消耗品として交換が必要になります。
20,000km~40,000kmごとの交換をお勧めします。
デュアロジック作動油が劣化してくると、始動時にポンプで圧送されない、3速に入らない、などのトラブルの可能性がありますので、定期的な交換を心掛けましょう。